今日も心理学の魔法で実生活を輝かせましょう!今回のテーマは、「目標の立て方と成功のための秘訣:ストレス回避とモチベーション維持の重要性」です。では、授業を始めていきましょう。
いっちゃんとワン丸の会話
目標の立て方が、成功の可能性を上がる?
なぜ、何かをする時に長続きする人とそうでない人がいるのでしょうか。
その理由として、一番に挙げられるのが「目標の立て方」です。
では、ダイエットを例に考えてみましょう。
まずダイエットが成功しない人ほど、
『何かを我慢してまでも、ダイエットを成功させよう』と考えます。
ところがその何かを我慢するのが、
かえってストレスの要因を作ってしまうことにも繋がります…。
そして、ストレスがあるとその目標は達成しにくくなります。
ストレスが目標達成の邪魔をする理由とは?
ではどうして、ストレスが目標達成の邪魔になると言えるのでしょうか?
それは、脳内で分泌される「ドーパミン」と大きく関係していると考えられています。
そして、このドーパミンのもとになるのが、栄養バランスの整った食事です。
逆に、栄養バランスが整っていない食事を続けるとドーパミンは分泌されません。
また、ドーパミンにはストレスを緩和させる働きがあります。
しかし、食事の量を極端に減らしたり、単品しか食べないと言ったダイエットをすると、ドーパミンが分泌しにくくなり、ストレスが溜まってしまうと考えられています。つまり無理なダイエットをするということは、ドーパミンが分泌されないことに加え、ストレスを貯めやすい体を作ってしまうことにつながるんです。
ワンパターンだと、飽きてしまう…。
さらに、人の脳は同じことを淡々と繰り返していると飽きてしまう側面を持っています。
つまり、人には与えられた環境に自分を順応させるという機能が備わっているんです。
例えば、新しい職場で働く時、最初は周りの人や環境になれませんよね?
しかし、働いているうちにその光景が当たり前になってきますよね。
これが、まさに「順応している」ということになります。
ところが完全に順応してしまうと、その環境からの刺激が低下し、段々と飽きやすくなってしまうことも分かっています…。これを心理学では『心的飽和』と言います。
目標を立てるときに注意すること
ココまでのことから、目標を立てるときに注意すべきことが2つ挙げられます。
まとめると次のようになります。
① ストレス要因が発生しうる目標は立ててはいけない。
② ワンパターンにならないような工夫を立てることが大事である。
↑↑この2点です。
特に後者の場合は特に重要でワンパターンだと、私たちは無意識のうちに『ただの意味ない行為』と勝手に判断してしまうんです。またダイエットのように、なかなか効果が出ないと努力が無駄に感じられることもあります。
こうした状態を『学習性無力感』と言います。ダイエット以外に、受験勉強においてもこれは作用してしまいます。『いくら頑張っても、自分はできない…』、そんな失敗体験が最も強く残ってしまい自発的な行動を起こしにくくするんです。
さいごに
長続きする秘訣は、目標の立て方を見直すということです。
そしてそれにより、目標を達成しようとするモチベーションが生まれ、
自然と長続きし、場合によってはそれが習慣化することだってあります。
継続は力なりといいますが、継続する前に工夫が必要ですね!
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