今日も心理学の魔法で実生活を輝かせましょう!今回のテーマは、「ナルシスト傾向の強い人の自慢話と疲れを解消する方法」です。では、授業を始めていきましょう。
いっちゃんとワン丸の会話
見た目がよいと能力が高い?
心理学者カレン・ディオンが行なった実験によると、外見の魅力度が高い人ほど、周囲の人から性格がよいと思われやすく、社会的にも成功が収めやすいと考えられました。
つまり、外見が良いというだけで、周囲の人からは評価が得られやすく、ときには、その人の印象全体が素晴らしく見えてしまうことがあります。
これを『ハロー効果』と呼びます。
見た目が良いと刑が軽くなる!?
美男美女はハロー効果により、性格や能力が自然と高そうにみられてしまいます。しかし、見た目が良いからと言っても、何もかもが良いというわけではありません…。
アメリカの心理学者シガールとオストローフが行った、有名な模擬裁判実験があります。この実験では、被験者にある女性が犯した犯罪の記事を読んでもらい、その女性にあった刑罰の程度を考えてもらうという内容でした。その際、次の2通りのパターンを用意し実験を行いました。
①強盗事件:外見的魅力とは、無関係の犯罪
②詐欺事件:男性を誘惑して、お金を騙し取るという外見的魅力を悪用する犯罪
↑↑↑上の2通りです。
その結果、被告女性に対する求刑年数は次のようになりました。
①強盗事件→外見が良い人は、性格も良いと見なされ甘い判決。
②詐欺事件→外見が良い人は、自分の魅力を利用したと見なされ、厳しい判決。
この実験の結果から、魅力的な外見を利用しない悪い行いについて、周囲の人からは甘く評価されやすく、一方で、魅力的な外見を利用した悪い行いについては、周囲の人から厳しく罰せられやすい…ということがわかりました。
やっぱり魅力が良いと有利!?
ある心理研究によると、魅力的な外見の選挙候補者ほど、投票される確率が高くなるというデータがあります。
つまり、実際にはそんなに実力がなくても、見た目が良いというだけで、実力以上の評価が得られやすく、選挙などの選抜においては有利にことが進むということがわかりました。
見た目を利用すると良くない…。
しかし、外見的魅力を露骨にアピールすると、周囲から強い反感を抱かれることがあります。
また、本人はアピールしたつもりはなくとも、周囲からは鼻につくと思われやすく、「あいつ、気に入らない…」と評価されることもあります…。
つまり、美男美女は得することもあれば、損をすることもあるということですね!
さいごに
見た目が良ければ性格も良く、能力も良いと見られがちです。
しかし、ここでいう見た目とは、たんに顔やスタイルの良し悪しだけではありません。
表情や服装、姿勢など、複雑な要素が絡み合っているものです…。
そのため、もし自分の顔やスタイルに自信がなかったとしても、それ以外の部分でカバーをし、相手に一つでも良いものを見せつけることができれば、
あなたは周囲の人から良い評価を得られやすいかもしれませんね!
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