私は何か嫌なことがあると、ずっとそのことしか考えられないんです。
最近は、その嫌なことばかりを考えていて疲れています…。
そんな時は「エモーショナルディスクロージャー」をすると良いにゃ。
嫌なことが、頭から離れない!!
あなたは日常生活で、
「この前、やってしまった失敗をまたやってしまうのではないか…?」
と考え、何も手が付けられないということはありませんか?
じつは、このように今起きていない事柄を頭の中でグルグルと考えてしまうことを
『マインドワンダリング』と言います。
そして、このマインドワンダリングはとても厄介なものです。
ある研究データによると 、
マインドワンダリングにより、「1日の約50%が占められる」というデータがあるんです。
つまり、一日の半分が悩みごとに支配されてしまうというんです。
例えば、私たちの睡眠時間を8時間と仮定します。
この場合、24時間(1日)-8時間(睡眠時間)となり、自由に過ごせる時間は約16時間。
そのうち、仕事が8時間だと仮定したら私たちの自由時間は、
16時間(自由時間)-8時間(仕事)=8時間(自由時間)になります。
しかし、
その8時間の中でも約50%に当たる4時間は「マインドワンダリング」に支配されています。
そのため実質、私たちが趣味、やりたいことが出来る時間は約4時間になってしまいます。
1日24時間あっても、4時間しか自分の好きなことが出来ないのは悲しいですよね…。
悩みごとを考えないのは逆効果!?
では、ここからが問題です。
私たちの多くは、
何か嫌なことがあると『(その嫌なことを)考えないようにしよう…。』と思いますよね。
そのため、私たちは何か悩みごとを相談されたら、
「そんな嫌なこと、考える辞めちゃえよ!」とアドバイスしますよね?
しかし、これは意外にも逆効果です。
そもそも、
悩みごとを考えないようするのは「意思の強さ」ではどうにもならないことがあります。
嫌なものは、嫌です。
そんな時に、おすすめなのが「エモーショナルディスクロージャー」です!
エモーショナルディスクロージャーとは
ここでは、そのような悩みごとを解決するための方法:
「エモーショナルディスクロージャー」をご紹介します。
まず、エモーショナルディスクロージャーの概要です。
自分が「何に不快感を覚えているのか。」「何に対して、恐怖感を覚えているのか。」
をあぶりだし、自分の気持ちを落ち着かせようとする行為を指します。
エモーショナルディスクロージャーは効果的か?
ここで「エモーショナルディスクロージャー」に関する、こんな研究データをご紹介します。
それは、高所恐怖症を和らげるという実験です。
この実験では高所恐怖症を持つ被験者に、つり橋をわたってもらうという実験です。
そして実験の際は、
自分が感じた恐怖や不快感をメモに書き出してもらいながら、橋をわたってもらいます。
そして実験の結果、
高所恐怖症だった人の半数以上が、つり橋を無事わたることができ、
高い場所にいても実験前よりも恐怖心を押さえることができました。
つまりこの研究データから、
自分の感じたマイナス感情を吐き出したことで、自分が高いところにいて、
「何に恐怖心覚えるのか」を客観的に見ることができ、無事渡り終えることができたのです。
エモーショナルディスクロージャーの3原則とは?
ここまでで、エモーショナルディスクロージャーとは何なのか。
またその効果についてまで、わかっていただけたでしょうか。
では、ここからは実践編です。
エモーショナルディスクロージャーをどのようにすればよいのか?
について3つの注意点とともにご紹介します。
①あえて積極的にネガティブになる
誰かに自分のマイナスの感情を話してみたり、
その時に感じた思いを紙にひたすらに書き出す、もしくは全力で泣いてみる。
など自分の気持ちを正直に吐き出すことで精神的に回復が早まります。
そのため何か辛いことがあった時には、
1日のどこかに積極的にネガティブになる時間を設けてみるのがおススメです。
私たちは、自分の弱い部分・ネガティブについてあまり考えようとはしません。
そのため、
このように自分のネガティブな部分を考えてみるのは「自己分析」に必要なことなんです!
②感じたストレスを数値化してみる
私たちの生活の中では、自分の抱えるストレスを数値化することはほとんどありません。
そのため多くの人が、
なんとなく、「もう、だめだ…」「もう、嫌だよ…」と感じてしまうのです。
そこであえて、そこで感じたストレスを『数値化』してみるのがおススメです。
例えば、あなたが仕事で何か失敗してしまったとします。
その時にあなたが感じた思いが、
① 仕事で失敗した、自分に対しての怒り→40点
② 上司からの発言に対してのイラつき→80点
③ また、同じ失敗をしたらどうしようという不安→60点
このような結果を得られとします。
この場合、仕事での失敗よりも上司からの発言に対してもっとも怒りを感じており、
それが理由でストレスを強く感じていることになります。
そしてこのように「何に対して、ストレスを感じているのか」を数値化してみると、
自分の状況を客観的に見ることができ、冷静に物事を考えられるようになります。
③嫌なことを積極的にリフレイミングしてみる
最後に、自分が直面した嫌なことを「リフレイミング」してみましょう。
リフレイミングとは自分の感じた嫌な印象を前向きなものに変える手法を指します。
では、先ほど述べた例をもとに考えてみましょう。
まず、「①仕事で失敗した、自分に対しての怒り」をリフレイミングしてみましょう。
この場合は、
失敗した自分に対して怒りを感じるほど「向上心が高い」とも考えられますよね?
また「②上司からの発言に対してのイラつき」の場合はどうでしょうか?
この場合は、上司があなたに対してきつく当たってきたのかもしれません。
しかし裏を返せば、
それほどあなたに対して期待しているからこそ、厳しく言ってきたのかもしれません。
つまり、「期待しているが故の、発言」と考えるとかなり前向きになれますよね。
最後に「③また、同じ失敗をしたらどうしようという不安」をリフレイミングしてみましょう。
この場合は、自分の行動に対して「責任感」をしっかり持っている証拠だと考えられます。
どうですか?
このように、自分が感じたマイナスの感情をプラスの感情に変えると見方が違いますよね?
【コラム】男性は失恋を引きずりやすい…?
また余談ではありますが、男性と女性の恋愛は次のように考えられています。
“女の恋は上書き保存、男の恋は別名保存”
格言ですね(笑)
この言葉は、
女性は何か新しい恋人が出来るたびに、前の恋愛を忘れることができる指しており、
男性は過去の恋愛に執着し、それを美徳化する傾向にあると考えられているのです。
そこで、そんな過去の恋愛が忘れられない男性におススメなのが、
「エモーショナルディスクロージャー」です。
ぜひ過去の失恋の思いが抜けきれず、
新しいことに挑戦できないのであれば、一度実践してみてください!
さいごに
大きなストレスに直面した時、そのストレスに対してどのように対応すればよいのか。
おそらく、多くの人が知りません。
そのため、どう対応したらよいのかが分からない人は、
一度「エモーショナルディスクロージャー」をやってみるのがおススメです。
ストレスと上手く付き合い、自分の楽しい時間を過ごすようにしてください♪
今回は以上です。
コメント
[…] 👉参考:【徹底解説】エモーショナルディスクロージャーのやり方とは […]