【リーダー必見!】人の名前を呼ぶ効果とは?

コミュニケーション上達編
(お悩み)
最近、部下が私のことを無視してくるんです…。
上司として言わないといけないことを聞いてもらえないのはつらいです…。
(返答)
対応の仕方を少し変えるだけでも
部下からの反応が大きく変わることがあるんだにゃ!
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名指しするのはダメ!?

もしあなたが、部下や同僚といった、誰かに何かをお願いをするのなら、

『君』や『お前』といった指示語は使わないことをおススメします

そしておススメなのは、人に何かをお願いする時は、『相手の名前』を呼ぶことです。

なぜなら、集団の中で「君」「お前」といった不特定多数の人を指すと、

言われたのが自分だ!と思わず、行動に移そうとしない…ということがあるからです。

例えば、みなさんは、小・中学校の学級会で、

司会者に意見を求められても、ほとんどの人が黙っている場面を見たことはありませんか?

これ自体が、人の本質です。

人は他の誰かが、きっと自分の代わりをやってくれる…!と無意識のうちに考えています。

そのため『Aさんは、意見ありませんか?』と名指しをされるとドキッと来ます!

これを心理学では『名指し効果』と呼びます。

名指し効果とは人を名前で呼んだ方が、互いに親近感が高まるという効果を指します。

なぜ、名指しすると良いの?

ではなぜ、人を名指しで呼んだ方が良いのでしょうか?

なぜなら、人は自分の名前を呼ばれることに『心地よさ』を感じ

自分のことを呼んでくれた相手に対して、『好感を抱きやすい』という傾向があるからです

例えば、あなたが上司から次のように指示されたらどちらの方が嬉しいですか?

1)お前、この書類を10部刷ってくれないか?

2)○○さん(あなたの名前)、この書類を10部刷ってくれませんか?

おそらく多くの人が、後者のような頼まれ方のほうが嬉しいのではないでしょうか。

そもそも人が名前を呼ぶことは、相手のことを一人の『人格者』だと認めている証拠です

そのため、相手の名前を呼ぶだけでも、相手の承認欲求を満たすことができるそうです。

さらに、相手に対して名前を呼んだ方が、

『あなただから何でも頼める…!』という信頼を伝えることが出来ます。

そして、結果として相手のモチベーションを高めることにもつながってきます!

相手に結果をみせるべき!

さらに、人に何か行動を起こしてもらうのであれば重要な要素があります。

それが『相手のしてくれた結果をしっかり見せること』です。

具体的には、

・○○さんのおかげで、みんな笑顔になったよ!

・○○さんのおかげで、会社の売り上げが売り上げが10万円アップしたよ!

↑↑こんな感じです。

このように相手にその行動に対する結果を見せることで、

相手としては『もっと頑張ってやろう!!』というモチベーションを高めることができます。

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結果を見せることは、効果的!?

心理学者カッツェフとミシマは、

古紙のリサイクルコーナーを設け、次の3パターンに分け回収量を調べました、

パターン1)
大学近くに古紙リサイクルコーナーを作り、その回収量を調べる。

パターン2)
古紙リサイクルコーナーで『昨日の回収は○○ポンドでした!』という看板を立てました。そして、引き続き回収量を調べる。

パターン3)
一週間後、看板を取り去り、その後も古紙の回収量を調べました。

そして実験の結果、

パターン1の場合は、1日平均『約8.6ポンド』回収することが出来ました。

パターン2の場合は昨日の回収数に比べ『約15ポンド』まで増えました。

パターン3の場合はパターン2と比べ、『約12.7ポンド』まで落ちました。

つまり、この結果から、

パターン2)のように、その行動による『結果』をはっきりと明示することで

相手のモチベーションを引き出すことができ、結果として生産量は上がる!とわかりました。

理想のリーダーの姿とは?

人を動かすのが上手な人は『この人のために、働きたい…!』と思わせることが上手です。

また、相手に好感を持たれること自体が一つの才能です。

例えば、先述したように、人にお願いするときは「名前」を呼ぶ。

人に、何か頼み事をするときは『その結果を明確に提示する』などが挙げられます。

そして、これらの行動を心がけるだけでも、相手から好感を持たれることはもちろん、

相手の行動に対して、感謝や評価を表現するのが段々と上手な人になり、

理想のリーダー像に、近づけるのではないでしょうか?

さいごに

私たちは「誰かのために、何かをしたい…」という欲求を持っています。

しかしほとんどの人が、その欲求を最大限に引き出せていません。

なぜなら人は、相手よりも優れた存在でいたい…という欲求が先に立ってしまうからです。

その結果、相手を名前で呼ぶよりも『お前』といった指示語を使ってしまうことがあります。

しかし、それは逆効果です。

そのことを肝に銘じたうえで、部下とのコミュニケーションを図ってみましょう!

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