何か一つ嫌なことがあると、全部が嫌になっちゃう…。
そういう考えが頻回なら、
境界性パーソナリティー障害の可能性があるかもにゃ。
境界性パーソナリティー障害とは?
「境界性パーソナリティー障害」は、
何か一つ嫌なことがあると全てが嫌になってしまうなってしまう偏った思考を指します。
そのため、気分の浮き沈みが激しく、時には衝動的な行動に走ってしまい、
場合によっては自傷行為を起こしてしまうこともあります。
*ついでに、パーソナリティー障害には他にも種類がありますが、
「〇〇パーソナリティー障害」とつく症状には、
「(何かしら、)偏った思考や行動パターンが現れやすい」という特徴があります。
境界性パーソナリティー障害になりやすい人とは?
一般的に、境界性パーソナリティー障害は『20代』の『女性』に多い傾向にあると言われています。
詳しい原因はいまだ判明していませんが、
その境界性パーソナリティー障害の代表的な考え方として、
・物事を「好き」か「嫌い」かの2択で考えやすい
・物事を「白」か「黒」かの2択で考えやすい
・物事を「1」か「100」かの2択で考えやすい
といったような極端な思考が挙げられます。
境界性パーソナリティー障害の人の考え方
例えば、何か良いことがあった後に突然、予期せぬ嫌なことがあっただけで、
「今日1日、最悪な日だ~」「もう終わりだ~」
などとネガティブな思考に走りやすく、それがきっかけで、
・誰とも口を利かない。
・仕事に集中できない。
・ただ「死にたい…」としか言わない。
といった行動が現れるかもしれません。
そっけない態度で危険な状態になることも!?
さらに境界性パーソナリティー障害の人は、
自分が大切にしている人や信頼している相手に対して特に敏感です。
そのため自分が大切に思っている人から、
そっけない態度を取られたり、暴言を吐かれるだけで、
非常につらい思いを抱きやすいです。また、ひどい場合には、
「(自分は)あの人から、見捨てられてしまうのではないか…。」
と極度の不安や心配を抱くおそれもあり、
自分に注意を引こうと自傷行為を行うことも少なくありません。
【番外編】境界性パーソナリティー障害は治るのか?
結論から言うと、境界性パーソナリティー障害は年齢ととも落ち着いてくる人もいます。
人によっては、
『(私は)境界性パーソナリティー障害だ』と落胆している方もいらっしゃると思いますが、
そこは安心してもらっても大丈夫かと思います。
しかし、もし少しでも違和感があるのであれば、
すぐに医療機関に相談してみることをおすすめします!
境界性パーソナリティー障害の特徴年齢とともに、症状が落ち着いてくることも少なくない!
医療機関に行く場合は何を基準にすればいいの!?
境界性パーソナリティー障害が、年齢とともに落ち着いてくることは分かったけど、
『でも、病院に行ったほうがいいの?』と考える人もいるかと思います。
特に、精神的な部分、メンタルの部分においてはそれが病気なのか?と悩む方も多いかと思います。
そこで医療機関に行くのか迷っているのであれば、
次の3つの判断基準に照らし合わせることをおススメします。
⇒⇒自分が困っている(あるいは苦しんでいる)といった『主観的』な判断基準
②自分の周囲の人は困っていないか?
⇒⇒自分だけでなく、その周囲の人に何かしら影響があるのかという『客観的』な判断基準③日常生活・社会生活に支障は出ていないか?
⇒⇒生活レベルで不都合なことはないかという『生活レベル』での判断基準
注)自分に偏った物事の捉え方・考え方、行動パターンがあったとしても、
それが日常生活に何も支障がなく、誰も困っていないとすれば、受診する必要はありません。
病院に行くか迷ったら医療機関に行くのか迷った時の3つの基準を参考にしてみてください!
さいごに
境界性パーソナリティー障害について理解していただけたでしょうか?
パーソナリティー障害は、境界性パーソナリティー障害以外にもまだ数多くあります。
今後、他のパーソナリティー障害についてもご紹介していきたいと思います!
また、今回のこの記事で境界性パーソナリティー障害について少しでも分かってもらえたら嬉しいです。
最後まで、読んでいただきありがとうございました!
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