なんで、人は人のことを嫌いになるのでしょうか?
それは、自分に似たところを相手が持っているからにゃ。
なぜ、人は人のことを嫌いになるの?
もし子どもから、
『どうして人は、人のことを嫌いになるの?』と聞かれたら、何て答えますか?
おそらく、意外と答えられない人の方が多いのではないでしょうか。
また心理学で、は相手に対して嫌悪感を感じるのは相手の行動や性格に、
自分の『シャドウ』を感じとり、それが過剰反応したからだと考えられています。
シャドウとは心の奥底にある自分の『影』の部分を指します。
そしてこの『シャドウ』を提唱したのは、心理学者で有名なユングです。
ユングは、人前で見せている自分の姿を『ペルソナ』と呼びました。
ペルソナとはもとは『仮面』を意味する単語で、人前で見せている自分の姿を指します。
一方で、シャドウは自分の負の部分のことを指す場合が多く、
普段の生活では見られない裏の姿の自分だと考えられています。
そして、相手のことを嫌いになる時は、
このシャドウを相手の性格や行動から感じるのだと言われています。
嫌いな人との付き合い方は?
多くのが人が、
・嫌いな相手とは、距離を置きたい…。
・出来るだけ、相手と関わらないようにしよう…。
↑↑↑こんなふうに考えるはずです。
たしかに、この行動は心理学的には正しいです。
心理学では、そのようなストレス要因になり得るものから、
距離を置くことで自分を守るべきであるという考えがあります。
とはいえ、仕事やビジネスの場面においては、そんなことは言ってられませんよね。
ときには、嫌いな相手とも関わっていかなければなりません…。
そこで今回は、そんな嫌いな相手との接し方について4つご紹介します。
➤あえて、積極的に話しかけてみる!
アメリカで行われた調査によると、
苦手な相手に、自分から進んで話しかけることで、人間関係が改善されたと報告があります。
それもそのはずです。
私たちは嫌いな相手に対しては、積極的に話しかけようとは思いません。
しかし裏を返せば、
積極的に話しかけるということは、相手に対して好意を抱いている証拠だと考えられます。
そのため、積極的に相手に話しかけることで、
相手に対して自分自身が好意を抱くきっかけになり、
また、相手としてもあなた自身に好意を抱いてくれるきっかけにもなりうるのです。
➤相手に積極的に質問をしてみる
先述では、積極的に相手に話かけることが重要だと述べました。
問題なのは、その内容です。
出来ることなら、
自分の話す割合よりも、嫌いな相手に自分のことを話してもらうのがオススメです。
そこでおススメなのが『積極的に質問をする』ということです。
質問をされた相手からすれば、
・コイツ、俺のことに興味あるのかな…?
・そんなに俺に頼っているのか…?
↑↑↑このように考えるきっかけになります。
そのため相手に対して、積極的に質問することは、相手にとっても決して悪い気はしません。
とはいえ、何でもかんでも質問して良いわけでもありません。
質問をする時のコツは、
『出来るだけ相手が答えられるような質問をする』ということです。
例えば、相手に何かを質問をした時に、相手があなたの質問に答えられなかったとします…。
このとき、人によっては、
『私はあなたの質問に答えることができなかった…』という思いが芽生えてしまいます。
人によっては申し訳なさを感じたり、
「答えられない質問をしやがって…!」と怒りを買うことだってあります。
そのため、相手が答えられそうな質問をこちらが選んでから、質問をするのがおススメです。
➤人間関係の一区切りだと意識する
また人間関係は大きく分けて、
・ドライな人間関係
・ウェットな人間関係
の2種類があります。
私たちは幼いころから『ウェットな人間関係』を強要されてきました。
つまり、
・誰とでも仲良くしなさい!
・みんなと一緒に過ごしなさい…。
↑↑↑とこんな感じです。
しかし仕事など、ビジネスの場面においては、
『目的』を成功させるための『ドライな人間関係』を獲得していくのも重要なことです。
➤相手をとにかく褒める
人には『自己是認欲求』という欲求があります。
つまり、人から認められたり、評価されることに喜びを覚える傾向にあります。
したがって、
この自己是認欲求を満たすことで、
相手はあなたに対して好意を抱くきっかけになるかもしれません!
また、相手の良いところを探そうとする人ほど、
相手との人間関係が良くなったというデータも報告されています。
さいごに
人が人を嫌いになること自体は、よくあることですよね。
しかし、そんな嫌いな人とも付き合っていかないとならない場面がありますす。
そんな時に、今回ご紹介した嫌いな人との接し方を参考にしてみてくださいね!
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