ドラマみたいに、人の動きから心理状況をよみとることはできますか?
相手のどこの動きに注目するかで、読み取ることができるにゃ。
「腕」「手」「脚」から分かる心理学
人の動きとその人の心理状況は、常に何かしらの関係性があります。
そこで、今回はその中でも「腕」「手」「脚」の3点に注目してみましょう。
つまり、体の上半身と下半身のどちらにも注目する必要があるということです。
「腕」「手」「脚」がオープンな人の心理とは?
「腕」「手」「脚」、この全てに共通して言えることがあります。
それは仮にそれらがオープンな状態になっていれば、
相手はあなたに対してあなたに心を開いており、
リラックスしている証拠だと読み取ることができます。
そして、これらの動きのことを「オープンポジション」と呼んでいます。
腕であれば、腕組をしていない状態。
手であれば、手の平を相手に向けている状態。
脚であれば、脚を閉じていない状態といった具合です。
「腕」や「脚」を相手に見せたがらない心理とは?
また「オープンポジション」とは別に、
『クローズドポジション』と呼ばれる動きがあります。
これは、腕組をしている状態や脚をしっかり閉じている状態を指します。
これらの動きは、相手に対して『緊張感』や『警戒心』、
もしくは『拒絶感』を抱いている時に現れると考えられています。
またある研究によると、面接などで自分よりも地位が高い人と接する場合は、
人は無意識のうちに、『クローズドポジション』の体勢になりやすいと言われています。
腕を組む人の心理とは2パターン
さらに、腕組をする人の心理には次の2パターンが考えられます。
① 相手に対して『拒絶感』を抱いている場合
② 自分の考えをまとめたいと考えている場合
まず前者は腕を組むことで、相手と自分との間に壁を作り、
無意識のうちに「自分の身を守りたい…」という欲求が働いていると考えられます。
また後者は、自分一人で物事をよく考えたいときに現れる動きだと考えられています。
顎によく触れる人の心理とは?
また人と話している最中に、顎によく触れる人がいます。
そのような動きが頻繁な人には次の2つの心理が働いていると考えられています。
①相手の発言から自分を守りたい…。【自己防衛】
②何か間違った発言をしたくない…。【責任感が強い証拠】
という欲求が隠れていることがあります。
そのため顎によく振れる人ほど、比較的「慎重な性格」の持ち主なのかもしれません。
膝の向き・足のつま先からわかる心理とは?
膝の向き・足のつま先の方向は、その人の「関心の矛先」が向くと言われています。
そのため、相手とコミュニケーションをしている際に、
相手があなたに対して「膝」や「つま先」が自分の方向に向いていれば、
あなたに関心を抱いている証拠になります。
しかし一方で、
それらが別の方向に向かっていれば『退屈しているサイン』だとも考えることができます。
髪の毛を触る人の心理とは?
あなたの身の回りに、髪の毛をよく触る人はいませんか?
じつは、そのような行動をする人ほど、
『不安』や『寂しさ』を隠している可能性があります。
また、この行為をする背景には「代償行為」という心理効果が働いています。
自らがその行為を行い、子どもの時に感じた安心感を再現しようとする行為を指します。
つまり髪を良く触る人ほど、
幼いころに親から頭をなでられて得た安心感を自分で再現しようとしているんです。
腕や肩をさする人の心理とは?
髪の毛を良く触るのとは別に、腕や肩をさするという代償行為が存在します。
これらの動きをする人ほど何かしらの『不安』や『ストレス』を抱いており、
「精神的に落ち着かせたい…」という欲求があります。
そしてこの行為は、
幼い頃に体験した「親に抱きしめられた体験の名残である」と言われています。
口元をよく触る人の心理とは?
人と話している最中、もしくは一人でいるときに口元を良く触る人はいませんか?
そのような行動を好んでする人ほど、
『誰かに甘えたい…。』という欲求が強いと考えられています。
そして、この口元をよく触るという行為も『代償行為』の一つとして考えられています。
つまりこの動きをすることで、
幼いころに母親のおっぱいを口にした時に得た「やすらぎ」を再現しようとしているんです。
まとめ
人の何気ない行動には、何かしらの「心理的背景」が潜んでいます。
そのため相手の行動を観察することで、
相手の心理的欲求に気づくことができるかもしれません。
ぜひ、相手の動きからその人の心理を探りたい人は参考にしてみてくださいね!
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