今日も心理学の魔法で実生活を輝かせましょう!今回のテーマは、「食事中の会話はポジティブになる!明るい場所で相手とのコミュニケーションを楽しもう」です。では、授業を始めていきましょう。
いっちゃんとワン丸の会話
食事中の会話はポジティブになる!?
美味しいものを食べていると「美味しい!」と思うことありますよね…?
それは、食事で得た情報が、そのまま脳内の快楽中枢に直結しているためだと考えられています。
つまり、美味しい食事を食べている間は幸せな状態が保てるということです。そして、これを利用したテクニックがあります。それが『ランチョンテクニック』です。
ランチョンテクニックとは食事をしながら相手と話すことで、相手に良い感情を持たせられるという効果を指します。つまり、美味しい食事とともにした話は、自然とポジティブに受け止めやすくなる!という性質があるんです!
また、口を動かすことで、会話に対する注意が薄れ、批判する力が抑えられるという研究データもあります。
手を洗ったタイミングがおすすめ!
心理学者シュノルツらが行なった実験に、こんなものがあります。
まず被験者に映画を見せて、その後で映画に登場する人物の行動が、どれだけ許せないかを判断させるというものです。また、映画の内容はかなり過激なもので、財布からお金を盗む、履歴書で嘘をつく、飼い犬を調理して食べる、飢餓を避けるため、死にかけた飛行機事故の生存者を殺す、子猫を虐待すると言ったものでした…。
そして、被験者は次のように分けました。
① 登場人物をジャッジする前に、手を洗う
② 登場人物をジャッジをする前に、手を洗わない
↑↑↑この2パターンです。
そして実験の結果、手を洗ったグループの方が登場人物に対して、寛大で同情的な傾向があったというデータを得ることができました。
つまり、手の汚れを落とすことで、人は汚いものに対しても、心理的に関大になれると考えられたのです。このことから、人に何かをお願いする時は、相手が手を洗ったのを見計らって、相談を持ちかけるのが効果的だと考えられます。
具体的には、相手がトイレから帰ってきたタイミング、家族であれば、お風呂上がりにお願いするのも一つの作戦です!
暗いところでは、失敗する?
ある心理実験によると、人は、明るい部屋にいるよりも薄暗い部屋にいる方が不正が行われやすいとわかりました。
たしかに、テレビのドラマなんかでは、登場人物が悪いことをするとき、だいたい薄暗い部屋が舞台ですもんね…。つまり暗い部屋にいると、ネガティブな行動が引き出されやすくなるというわけです。
そのため、かりに何か相手にお願いごとをする時は、できるだけ明るい部屋ですることをオススメします!
さいごに
私たちの行動や判断力は、常にその時の状況に大きく左右されます。
そのため、相手の状況を見極めず、ただやみくもにアプローチしても無駄な場合があります。
相手が今どんな状況なのかまた、今アプローチしても良いのか?を冷静に見極めてからお願いごとをするのがオススメです。
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