なんで、人って競争するのが好きなのでしょうか。
それは、本能なのかもしれないにゃ…。
人と張り合ってしまうのは、何で?
「あいつに営業実績負けた…。次は絶対に勝つ!」など、
仕事や日常生活において、誰かと張り合ってしまうことはありませんか?
そもそも、人が張り合う気持ちにはどのような心の動きが働いているのでしょうか?
それは、『嫉妬』『競争心』『自己顕示欲』です。
自分が遅れている気がしてしまい、他人のことを蹴落としたくなる心理を指します。
競争心とは競い合っている相手に負けたくない…とする気持ちを指します。
自己顕示欲とは自分のことを少しでも、誰かに分かってもらいたいという思いを指します。
人類最初の殺人事件は『旧約聖書』
ついでに、人と人が張り合ったことで起きた、人類最初の殺人事件をご存知ですか?
それは『旧約聖書』の中に登場します。
この旧約聖書の中に、カインとアベル兄弟のエピソードがあります。
ある日、農夫カインと牧夫アベルが神に供え物をしました。
すると、神はアベルの供え物を喜び、カインの供え物を無視してしまったんです…。
もちろん、カインとしては、
せっかく渡したお供え物を無視されたのでいい気分はしませんよね…。
結果として、
自分の供え物が無視されたことに怒りを覚えたカインは、アベルを殺してしまいます。
その後、カインは神から楽園の東(地獄)に追放されてしまうんですね。
この事件は人類で初めて、
妬みと競争心が人に及ぼした最初の殺人事件として受け継がれるようになりました。
ネガティブコミュニケーションvsポジティブコミュニケーション
こうした競争を少しでも抑えたいのであれば、
あなたの「コミュニケーションの仕方」を変えてみるのがおすすめです。
また、コミュニケーション一つとっても、
「ネガティブコミュニケーション」「ポジティブコミュニケーション」の2種類あります。
特に私たちは、
張り合っている相手に対してネガティブコミュニケーションをしてしまいがちです。
ネガティブコミュニケーションとは
『相手が自分に対して、何かしらの悪意を持っているのではないか?』
と考えた上で行う会話形式を指します。
そしてこの会話形式は、
時に相手を挑発する発言を繰り返し、売り言葉、買い言葉でさらに争いが大きくなります。
そうやって常に意見が対立し、
相手とのコミュニケーションがまるで戦闘みたいになってしまうことも少なくありません。
ポジティブコミュニケーションとは
相手に対して張り合う気持ちを持ちながらも、
「相手が自分に好意を持っているのではないか?」と考えた上で行う会話形式を指します。
相手が自分に対して、好意を持っている!と考えると、
人は自然と相手に対して優しく接することができる生き物です。
また意見がぶつかったとしても、
お互いが納得出来る結果に落とし所を見つけることができれば、
さらに良好な人間関係を保つことができます。
張り合う気持ちは超重要!
さらに、人と張り合う気持ちは、必ずしも悪い事ばかりではありません。
『あの人に負けたくないから…』という思いは、自己の成長に大きく作用します。
例えば、スポーツや受験勉強などです。
スポーツ心理学では、
人は競争相手がいるからこそ自分の記録を伸ばすことができると研究データが出ています。
つまりそう考えると、
人と張り合う気持ちには、「成長に必要なバネ」のような作用があるのかもしれません。
さいごに
張り合う気持ち自体はとても良いことです。
しかし、それが敵意になってしまっては非常にもったいないです…。
結果として、
ネガティブコミュニケーションが盛んになってしまい、
相手との人間関係が崩壊し、取り返しのつかないことだってあります。
したがって、お互いにお互いを高めることのできるような、
「ポジティブコミュニケーション」を心がけていきましょうね!
コメント