血液型の性格診断が、すごく当たります!
どうして、あのように診断できるのでしょうか。
あれは、誰にでもあてはまりそうなことを述べているだけだにゃ。
みんなに当てはまる!?
「血液型の性格診断が、めちゃくちゃ当たる!」と思ったことはありませんか。
じつは、このように考える背景には、『バーナム効果』というものがあります。
あたかも自分だけに当てはまると思い込むことを指します。
例えば、こんな感じです。
”まだ治療法が見つかっていない細菌がまんえいしたら怖い…と思う人は、A型の人です。”
↑↑↑どうですか。
もしあなたがA型の人であれば、自分にあてはまりそうですよね。
しかしよくよく考えてみると、
まだ治療法が見つかっていない細菌を怖い…と思うのは誰でもそうですよね。
ところが、あえてこのように誰にでも当てはまりそうなものを「A型」と特定することで、
「え!?当たってる!!」と読み手に思わせるのが「バーナム効果」です。
自分から性格診断に当てはめようとする
さらに、血液型による性格診断には、
自分から進んで、診断結果に当てはめようとする心理が働きます。
それが、血液型の性格診断を信じてしまう一つの理由です。
例えば、「A型の人は、几帳面です。」と書かれていたときには、
ついつい、その事柄に当てはまりそうなエピソードを想像してしまうものなんです…。
結果として、
「たしかに、自分は几帳面な気がする…。」と考え込んでしまうんです。
血液型の性格診断は、わかりやすい。
さらに人は、自分の状況をわかりやすく理解したい…。という欲求を持っています。
その時に、血液型の性格診断は一役買ってくれます。
血液型には、ある程度の型があります。
それは、A型であったり、B型であったり、O型であったりといった具合です。
さらに、多くの人が自分の血液型を知っています。
そのため、そのような血液型を元に診断すれば、
自分の性格を診断しやすいですし、
診断内容もバーナム効果が働いており、理解しやすいという特徴があります。
血液型の性格診断に惑わされないで!
人によっては、血液型などの性格診断に惑わされることがあります。
例えば、そこに書いてあることが、非常にネガティブだった場合には、
「自分には、そんな悪い一面があるのか…。」と考え込んでしまい、
それが1つの悩みの種になってしまうことだってあります…。
しかし、この性格診断は科学的根拠に基づいているわけではありません。
むしろ、先述したような心理効果が働いているだけのものです。
そのため、そのような性格診断の結果に惑わされないようにしてくださいね!
さいごに
血液型による性格診断には、科学的根拠はありません…。
しかし血液型による性格診断がここまで普及した背景には、
バーナム効果や理解しやすい事柄だから…、といった作用が働いています。
そのため血液型による性格診断をむやみやたらに受け入れるのではなく、
客観的に、自分の性格を分析する「自己分析」をしていきましょう。
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