天気が悪いと沈んだ気持ちになる…。
これは、変な感性なんでしょうか。
天気と人の心は、大きく関係しているにゃ!
天気が悪いと気分が沈む…?
心理学者シュワルツとクロアは、
天気と人の心には、どのような関係があるのか?について研究しました。
また、こんな実験も行いました。
一般市民から無作為に選んだ被験者に電話調査で『生活満足度』を尋ねるというものです。
そして、実験は次の2つのパターンに分けて行われました。
① 天気の良い、晴れた日
② 天気の悪い、雨の日
↑↑↑この上の2つのパターンです。
その結果、晴れの日に生活満足度を尋ねた方が、
圧倒的に、生活満足度が高いという結果を得ることができました。
しかし一方で、雨の日に生活満足度を尋ねた方が、
生活満足度は低いという結果も得ることが出来ました。
つまり、その日の天気が私たちの心に及ぼす影響は存在するのだと分かりました。
なぜ、天気と心に関係があるのか
ではなぜ、このような結果を得ることができたのでしょうか。
これには、『感情一致効果』という心理効果が大きく作用していると考えられます。
感情一致効果とは周囲の状況によって、人が感じ取る情報に差があるという心理効果を指します。
例えば、あなたが職場にいる時に、隣の人が冗談を言ってきたとします。
この時、普段のあなたなら、愛想笑いをして、ニコニコ会話ができていたとします。
しかし、これが仕事が山のようにあり、忙しい状況であればどうでしょうか。
おそらく、隣の人が普段のように冗談を言ってこられたら、ムカつきますよね?
これが「感情一致効果」によるものです。
つまり、忙しいという状況下では、あなたの心には余裕がないんです…。
そんな時に、普段なら愛想笑いをしてあげる冗談であっても、イラッときてしまい、
場合によっては、無視するなどの冷たい行動をしてしまうものなんです。
これは、周囲の環境によって、人の行動が大きく左右してしまう結果です。
お願いごとは、天気の日のいいに!
ここまでの話により、
天気が、私たちの心に与える影響について分かってもらえたでしょうか。
そこで、この記事を読んでいるあなたに、一つおすすめな情報をお教えします!
それが、「お願いごとをする時は、天気の良い日に!」というテクニックです。
先述したように、天気が良いと私たちは物事を前向きに考えることができます。
つまり、天気の力を借りることで、
お願いごとを聞いてくれる可能性が高まる!というわけです。
しかし逆に、天気の悪い日は、相手の心も沈んでいます…。
そのため、あなたのお願いごともネガティブにとらえてしまうかもしれません…。
さいごに
私たちの心と天気には、大きな関係がありました。
そして、この関係性を上手く利用すれば、
あなたのお願いごとも通る可能性が高まるかもしれません…。
普段なら、なかなか聞いてもらえないお話でも、
「もしかしたら、聞いてくれるかもしれない!」と前向きに考え、
一度お願いしてみるといいかもしれませんね!
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