私の友人の中に、ずっと話している人がいるんです。
何で、あそこまでずっと話すことができたのでしょうか?
それには、色々な心理が働いている可能性があるにゃ。
おしゃべりが大好きな人の心境とは?
あなたの周りに、誰からも聞かれていないのに自分のことを話したがる人はいませんか?
じつは、このような特徴を持つ人ほど、
非常にユーモアがあり、周囲に対して社交的な側面を持っていると言われています。
しかし一方で、「誰かに依存したい…。」という依存欲求があるのも事実です。
そのため一人でいるよりも、誰かと一緒にいることで安心感をえる傾向にあるようです。
会話と言うよりも独り言では?
また自分のことを気兼ねなく、相手に話し続ける人には次の2つの特徴があります。
① 相手に対して「安心感」を抱いているから。
② 「自分の話には価値がある」と考えているから。
↑↑この2パターンです。
前者の場合は、相手に対して安心感を抱いているため、
「気兼ねなく、相手に話すことができるだろう…。」という考えから話し続けてしまいます。
つまり、良好な人間関係の象徴だと考えることができます。
しかし後者の場合は、「自分の話に価値がある」と思い込み、話し続けてしまいます。
そのため、自分の話を遮ったり、
もしくは評価されなかった時には、怒りや悲しみを抱きやすいという特徴があります…。
どちらにせよ、両者は一方的に話す結果になりやすく、
他人から見ると、まるで独り言かのように見られてしまうことがあるようです。
自分の支配下に置きたい…という心理がある
さらに、自分の興味・関心のある内容をひたすら話し続けてしまう人もいます。
このような特徴を持つ人の根底には、
「(自分の話に)関心を持って当たり前…。」という心理が働いています。
また、この心理の背景には「支配欲求」が潜んでいます。
支配欲求とは相手を自分の支配下に置くことで、優越感を得たいという欲求を指します。
そのため、このような特徴を持つ人と接する場合は、以下のことを注意すると良いでしょう。
・相手の話したい内容を存分に話させてあげる。
・その人の言うことを聞いているかのように、演出する。
↑↑このような対応です。
支配欲求は強いほど、自分の欲求が満たされない時に、
周囲に八つ当たりすることがありますので注意が必要です。
口唇欲求が満たされていない!?
最後に、
口唇欲求が満たされないことからおしゃべりになっている場合についてご紹介しましょう。
精神分析学者フロイトは、
母親のおっぱいを吸って育つ乳児期のことを『口唇期』と名付けました。
そしてこの時期の大きな特徴は、体の感覚や思考が全て唇に集中するということです。
そのため、赤ん坊が何かを口に入れたり、お母さんの乳を欲しがるようになるんです。
また、このことをお「口唇欲求」と呼んでいます。
しかし何かしらの理由で、この時期に口唇欲求を満たすことができなかった場合、
大人になってからこの欲求を満たそうとします。
結果として、常に誰かとおしゃべりをしていたり、
何か食べ物を口に入れておかないと落ち着かない状況になってしまうと考えられています
さいごに
自分のことをたくさん話してくれるのは、そんなに悪い気がするものではありません。
むしろ、自分ことを積極的に話すことは「自己開示」にもつながり、非常におススメです。
しかし、どの程度話すのかで相手が抱く印象はかなり異なります。
例えば、大勢いる中で自分の話だけをしてしまっていては、周囲の人は気を悪くしますよね。
つまりコミュニケーションは、
相手との会話のキャッチボールだということを忘れないでくださいね!
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