グループで何かをすると、必ずサボる人がいる…。
何もしない人、ムカつく…。
人は集団で動くと、自然と怠ける性質があるからにゃ。
人手が足りれば全て解決するの!?
現在、様々な業界で人手不足が深刻だ…と言われています。
ですが、はたして人手不足が解消されると、全ての問題が解消されるのでしょうか。
おそらく多くの人が、多人数で作業を行えば、効率的に行うことができる!と考えています。
しかし実際は、
・他の人がいるから大丈夫!
・他の人がやってくれるから、私はやんなくていいや!
↑↑↑このように考えてしまい、サボってしまう人が出てしまうのも事実です。
なぜ、人はサボるのか?
ではなぜ、人は共同作業の中ではサボってしまうのでしょうか。
じつは、これには『リンゲルマン効果』と呼ばれる心理効果が作用しています。
人数が増えれば増えるほど、一人当たりの成果が低下してしまうということを指します。
つまり、大人数でやればやるほど、リンゲルマン効果は起こりやすくなってしまうんです…。
共同作業のメリットとは?
とはいえ、集団で何かを行うことがダメだというわけでもありません。
もちろん、集団で作業をすることで、
周囲の人からの緊張感が生まれ、作業効率が上がるということも分かっています。
しかし、デメリットも存在しています。
共同作業のデメリットとは?
集団で行うということは、
他人の目があるため、うまく集中できない…と考える人がいます。
それに伴い、業務効率が下がってしまう…ということも分かっています。
そのため、共同作業で何かをすることは一長一短だということがわかります。
リンゲルマン効果の予防策とは?
共同作業(集団)で物事に取り組むことにはメリットとデメリットがあります。
しかし良い面を十分に引き出せるような仕組みがあれば、
作業効率も上がり、そこで働く人の心理もかなり大きく変わるとの予想できます。
そのため少しでも、このリンゲルマン効果を予防することが課題です。
そもそも、リンゲルマン効果は、
一人当たりの役割や責任が小さければ、小さいほど起こりやすい…と考えられています。
そのため、これらを予防するためには、次のような方法が考えられます。
・集団を少人数のグループに分けてみる
・個人の役割と責任を明確にする
↑↑↑こんな感じです。
こうすることで、一人一人の責任や役割が生まれ、
リンゲルマン効果を予防することができます。
集団だと、やっぱり弱い…。
心理学者リンゲルマンは、
被験者に綱引きをさせ、一人当たりのロープを引く力を調べました。
また、この実験では、
綱を引く人数を変えながら、その力がどのように変化するのかについて調べました。
実験の結果から、
綱を引く人数が増えれば、増えるほど一人当たりの力は弱くなっていることがわかりました。
また厳密には、大人数で引っ張った時は少人数で引っ張った時に比べ、
一人当たりの綱を引く力が、半分も出していないことが分かったのです。
つまり、人数が多ければ多いほど、
一人一人の責任が分散し、無責任に手を抜いてしまいやすい…ということが明らかです。
さいごに
人は集団でいると必ずさぼる人が、現れてしまいます…。
そのため、集団を組織する時は、
どのように集団を扱うのか?をしっかり考える必要があります。
そして、一人一人に責任や役割を配分し、
組織全体の動きを活発にしていくことが求められます。
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