相手の本心が知りたいときは、相手のどこを見ればいいですか?
相手の本心を知りたいときは、「顔の左側」を見てみると良いにゃ。
人の本音は顔の左側に現れやすい!?
相手の発言は本心なのか、それとも上辺だけの噓っぱちなのか?
気になることありますよね…。
そんな時は、話している相手の「顔の左側」を見てみるのがおススメです。
アメリカの心理学者ザッカイムとグールは、人の顔の表情について以下のように言及しています。
“人の本心は、顔の左側に現れやすい。
だから、相手の本心が気になった時は相手の顔の左側をみるとよい”
一体、どうしてこのように考えられたのでしょうか?
顔の合成写真実験で解明された!
ではなぜ、人の本心は顔の左側に本音が現れやすいと考えられたのでしょうか。
そこで、この2人が実際に行った実験内容をご紹介します。
実験は次のような手順で行われました。
① 感情の込もった顔写真を用意する。(写真1枚目)
② ①の写真をもとに、一枚は顔の左側同士を合成したもの(写真2枚目)を用意し、
もう一方は顔の右側同士を合成したもの(写真3枚目)を用意する。
③ 最後に、3種類の写真を被験者に見せ、
各々の表情がどのような心情なのかを判断してもらいながら「感情の強度」を評価する。
といった流れで実験は行われました。
その結果、顔の左側同士を合成した写真(写真2枚目)が最も感情が強く現れたというデータを得ることができました。
なんで顔の右側と左側でかわるの!?
先述した顔の合成写真実験により、
私たちは顔の左側に感情が強く表れるということが分かりました。
しかし、なぜそのような結果になるのでしょうか?
その理由は、脳の構造にあるのではないかと考えられいます。
私たちの脳には、大きく分けて「右脳」と「左脳」の2つの脳があります。
そして、それらの脳はそれぞれ異なった役割を持っています。
まとめると、次のようになります。
“右脳→感情を司る”
“左脳→論理的思考を司る“
そしてもう一つ、私たちの脳からの電気信号は左右でクロスして行われています。
つまり、
“右脳→体の左側(顔の左側)を支配している”
“左脳→体の右側(顔の右側)を支配している”
ということになります。
私たちの脳の機能が左右で違うこと、
またその情報の伝え方の違いが表情に現れているんです。
【断言】相手の本音を知りたければ顔の左側を見るべき
右脳の働き(感情をつかさどる)により、顔の左側に感情が現れやすいです。
そのためコミュニケーションをしている時に、
「あなたと一緒にいて楽しいよ」と言葉で言っていたとして、
顔の左側が浮かなければ、
「(この人、)楽しんでいないのではないか?」と考える指針になります。
また相手に何かを教えて、「わかりました!」と言葉では言っていても、
顔の左側が浮かなければ、
「相手は(自分の話)を分かっていない…。」と気づくことも出います。
つまり言葉ではごまかしていても表情(特に顔の左側)だけは誤魔化せないということです。
【注意】相手の本心が分かっても伝えないで!
また、注意してもらいたいことがあります。
それは、仮に相手の表情が分かったとしても、その事実を相手には言わないということです。
もちろん人にもよりますが、
場合によっては、相手はあなたに対して「不快な思いをさせたくない…」と思い、
あえて言葉によりあなたの心を和らげようとしている場合があります。
例えば、相手が「あなたと一緒にいても楽しくない…」と思ったとします。
しかしその事実をあなたに言うと、あなたとしてはあまり良い思いはしませんよね。
そのため、頑張って表情を作り、さらに言葉により、
「あなたと一緒にいて楽しいよ?」と言っている場合があるということです。
そのような場合に、
「(お前、)本当は俺と一緒にいて楽しくないんだろ?」と指摘されると、
相手は不快感を覚えますよね。
そのため、コミュニケーション能力を鍛えたい人であれば、
相手の本音が予想できたとしてもそれは言わず、
話題を変えてみる、相手の好きなことを話してみる、などの工夫をしてみるのが一番です。
さいごに
人の本音は、顔の左側に現れやすいです。
そのため、
相手の本心を知りたいと考えている人であれば顔の左側に注目してみるのはおススメです。
また本心が分かったとしてもそれを相手に伝えるのではなく、
そっと話題を転換し、楽しいコミュニケーションが取れるようにシフトしてみましょう!
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