私は何をするにしても、自身を持つことができません。
そんな時は、成功体験を積み重ねていくと良いかもにゃ。
謙虚さが人生をつまらなくする!?
日本は、謙虚さを美徳だと考える文化です。
そのため、積極的に謙虚な行動をとる人が多いです。
しかし謙虚さも度が過ぎると、『卑屈』に思われてしまうことがあります。
卑屈とは、必要以上に自分を低く見せようとする行為を指します。
これがいわゆる『自己否定』へとつながってしまうことだってあります。
自己否定とは自分を見下し、嫌うなどの感情があり、『自分はダメな人間だ』と思い込むことを指します。
日本人は自分に厳しい…。
日本のこの文化は、自己否定感情を作ってしまう要因ではないかと考えられています。
そして、自己否定が強い人ほど、
・自分は何をやってもダメだ…。
・自分は馬鹿だから…。
と思いこみ、何事にも消極的になってしまいます。
しかし、いい意味で日本人は自分に厳しすぎることもあります。
例えば、英語学習です。
日本人は、英語がネイティブのように話せないと、話せるうちに入らないと考えます。
しかしアメリカ人が日本語を学ぶ際は、
「お好み焼き!」「寿司!」「東京タワー!」など単語が言えるだけでも
「自分は日本語が話せる!!」と言わんばかりの表現をしてきます。
つまり、
何かできることに対するハードルを下げてあげることも必要なのではないでしょうか。
自己否定感を自己肯定感にする!
また、そのような自己否定感情が強い人ほど、「アッハ体験」をやっていきましょう。
アッハ体験とはドイツ語の『ach!(ああ!)』が語源。達成感の得られる体験を積み重ねることを指します。
このアッハ体験を繰り返しているうちに、
段々と自尊感情を高めることができると考えられています。
アッハ体験のやり方は?
「でも、アッハ体験ってどうやるんですか?」と思う人も多いかと思います。
そこで、アッハ体験をする際の心得をご紹介します!
じつは、私たちはすでにアッハ体験を経験しています。
例えば、初めて自転車に乗れた時、算数の問題を解けた時、英語を話した時などがそれです。
そして、
これらに共通しているのは「まだ、一回もやったことがないものをする」ということです。
子ども時代は、何をするにしても初めてです。
そのため、何をするにしても、アッハ体験に該当します。
しかし、大人になるとなかなか新しものを始めようとする気はおきませんよね…。
つまりアッハ体験をするためには、
“今までやってこなかったことを中心に、出来るようになるまで繰り返す”
これが、非常に重要になってきます。
そして実際に行う際は、次の流れでやってみましょう。
①あまり無理のない範囲で目標を立てる
②目標を達成出来たら、必ず自分を褒める
③次の目標を立ててみる
④結果を検証する
※仮に目標が達成できなくても、前向きに捉えられるようにするのが大前提!
① あまり無理のない範囲で目標を立てる
まず、自分が今までやった事ないものや、
出来ないものを行う時は「出来そうなことから順番に」を前提に目標を立ててみましょう。
なぜなら、あまり高い目標を立てても、それが達成できなかった場合、
改めて自分を否定するきっかけになってしまうからです…。
② 目標を達成出来たら、必ず自分を褒める
そして、この段階がいちばん重要です。
必ず、目標が達成できたら自分を褒めてください。
これが中々できない人が多いです…。
特に、日本人は謙虚さを美徳化する文化のため、自分を褒めることを知らない人が多いです。
しかし、アッハ体験の目的は、自尊感情を高めることです。
そのため、自分を褒めなければあまり意味がありません。
そこを大事に、実際に取り組んでみてくださいね!
③ 次の目標を立てる
そして目標が達成出来たら、次の目標を立てましょう。
例えば、『1キロウォーキングしよう』という目標が達成出来たら、
『この運動を1週間続けてみよう』と言った感じです。
④ 結果を検証する
ここでは、自分の目標がどの程度達成出来たのか?を振り返ってみましょう。
そして、仮に目標が達成できなくても、前向きに捉えられるように心がけることが重要です。
例えば、
『ウォーキングを1週間続けてみよう』という目標は立ててみたものの、
実際は、『5日しかできなかった…』とします。
一見すると、目標が達成出来ていませんよね?
でもこのような時は、『(自分は)1週間出来なかった…。』と考えるのではなく、
『5日もできた!』というように前向きに考え、
アッハ体験を長く継続できるように自分をほめ続けてください!
ポジティブな言葉で生活を埋めよう
さらに自己否定感情が強い人ほど、
ネガティブな言葉で生活が埋まってしまっています…。
しかしそれでは、
一向に自己否定感情は消えず、むしろ自己否定感情を強める要因にもなってしまいます。
このように考える背景には『自己成就予言』という考え方があります。
自分の考えや発言の通りに、行動がシフトするという心理現象を指します。
そのため、普段から自分がどんな言葉を使っているのか?について、
一度振り返り前向きな言葉に変えてみるのがオススメです!
例)
✕)私は、頭が悪いから…。
○)一生懸命勉強して、頭良くなる!
↑↑こんな感じです。
褒めて自尊感情を高めよう
意識的に、自分を褒めることを大事にしてみてください!
子ども時代は何か上手にできれば、すぐに周りの人が褒めてくれました。
しかし、大人になるにつれて、他人から褒められるのは非常に稀です。
なぜなら、誰も褒めたくないからです。
他人を褒めるということは、
自分よりも相手の方が優れているのでは?と錯覚を起こしてしまうことがあるからです。
したがって、自分を褒めるのは「自分だけしかいない…!」と考えるのが妥当です。
何か上手くいった時や成功した時には、必ず自分を褒めてあげてくださいね!
さいごに
『(自分は)ダメな人間だ…』なんて思う必要はありません。
ダメな人間だと思い込んでいるのは、周囲の目か、自分だけです。
そのため、上手く自分を『褒める』ことでこういった自己否定感情をなくし、
自己肯定感を持てるような人になってくださいね!
そうすれば、今よりも楽しい人生が待っているかもしれません!
今回は以上です。
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